金属の絞り成型と金型(円筒形)
マツバラ金物屋へ

ステンレス製のお鍋やポットは、絞り成型という方法で製品の形にします。これは金属の伸展性を
利用したものです

金属がお正月の雑煮の餅のように伸びたり縮んだりしたら驚きますが、強い圧力(数十トンから数百トン)を
適正にかければ可能です
金属製品(鋳物を除く)の素材(薄板)じたいが、圧延して厚さや幅を作ったものですから、
それを伸ばしたり縮めたりして形を変えることに、何の不都合も無いのです
ただし、おおきなプレス機と金型が必要です

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ステンレス製品の研磨


円筒形絞り込みイメージ図
円形の地金を斜め上方からイメージ
・地金(ブランク)に絞りによる面の変化がわかりやすいよう線を
 引いてみました
金型の全体画像
これは当店手持ちの超小型のものです
金型は上部と下部に分かれて構成されています
・金型上部
 左がノックアウト棒(絞った半製品を突き落とし、金型から外します
 右がダイ(地金(ブランク)は真中の穴に入ってゆきます)
・金型下部
 左、小型ですからスプリングがクッションです
 右、クッションを外したらパンチが現れました
・左図金型関連各部名称(断面図)
1.プレス機上部(この部分が下降上昇繰り返します)
2.ダイホルダ
3.ダイ
4.しわ押さえ(ブランクホルダ)
5.クッションピン
6.パンチホルダ
7.プレス機下部
8.クッション(スプリング、ゴムとか空気圧、油圧でクッションピンに
 上方へ均一な圧力をかけます)
9.円筒型に絞る前の円形の地金(ブランク)
10.パンチ
絞り成型は、ダイとしわ押さえで圧力をかけ地金を押さえつけ
しわが出ないよう
パンチの形に、ダイのなかに地金を絞り込んでしまうと円筒形の
半製品が出来ます


絞り工程の概念は上図のように簡単ですが、技術的には当然難しく、金型の研磨、潤滑油と圧力の設定
製品1個づつを検品しながら異常の有無をチェックして作業をします。最近は伸展性の違う金属を多層化した
素材が多いので熟練した人により、作業をする必要があります