金属の絞り成型と金型(円筒形)

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ステンレス製のお鍋やポットは、絞り成型という方法で製品の形にします。これは金属の伸展性を利用したものです。金属がお正月の雑煮の餅のように伸びたり縮んだりしたら驚きますが、強い圧力(数十トンから数百トン)を適正にかければ可能です金属製品(鋳物を除く)の素材(薄板)じたいが、圧延して厚さや幅を作ったものですから、それを伸ばしたり縮めたりして形を変えることに、何の不都合も無いのです。ただし、おおきなプレス機と金型が必要です

円筒形絞り込み変化イメージ図

右下図は、円形の地金を斜め上方から絞り込むイメージ
・薄板地金(ブランク)に絞りによる面の、変化がわかりやすいよう、線を引いてみました
注:大型プレスで絞り成型する金属薄板の厚さは、金属の硬さによって違ってくるでしょうが、0.4ミリから4ミリくらいでしょう。薄板は、薄板メーカー出荷時に加工しやすいよう、硬さを調節してありますが絞り工程を経ることにより、金属は硬化しもろくなります
複数回の絞りが必要な品は、途中でなまし工程で、柔らかくして、次の深絞りに入ることになります

五百貫器物用プレス 絞り
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絞込み変化イメージ
金型の構造
金型各部名称
絞り成型イメージ

左は当店の小型プレス機、斜め前方から見たものです
画像中央下部にセットしてあるのが金型で、これは金属切断用のものです
プレス金型は、大まかに金属切断用型と、成型型があります

プレス金型の構造

成型金型には、金属を曲げる型と、絞り成型用がありますが、ここでは絞り用を紹介します

金型全体像絞り金型は、男型と女型と、絞り込んだ板を延ばしきれずに
しわが半製品に出るのを防ぐ、しわ押さえで構成されています

左は金型の全体画像
これは当店手持ちの超小型のものです
金型は上部と下部に分かれて構成されています

型上部・金型上部
 左がノックアウト棒(絞った半製品を突き落とし、金型から外します
 右がダイ(女型)。地金(ブランク)は真中の穴に入ってゆきます

型下部1型下部2・金型下部
 左、小型ですからスプリングがクッションです
 右、クッションを外したらパンチが現れました

金型関連各部名称(断面想像図)

プレス機に絞り用金型をセットした、断面想像図です

金型名称 1.プレス機上部(この部分が下降上昇繰り返します)
 2.ダイホルダ
 3.ダイ
 4.しわ押さえ(ブランクホルダ)
 5.クッションピン
 6.パンチホルダ
 7.プレス機下部
 8.クッション(スプリング、ゴムとか空気圧、油圧でクッションピンに
 上方へ均一な圧力をかけます)
 9.円筒型に絞る前の円形の地金(ブランク)
 10.パンチ

絞り成型イメージ

絞り加工絞り成型は、ダイとしわ押さえで圧力をかけ地金を押さえつけ
しわが出ないよう
パンチの形に、ダイのなかに地金を絞り込んでしまうと円筒形の
半製品が出来ます

絞り工程の概念は上図のように簡単ですが、技術的には当然難しく、金型の研磨、潤滑油と圧力の設定
製品1個づつを検品しながら異常の有無をチェックして作業をします。最近は伸展性の違う金属を多層化した
素材が多いので熟練した人により、作業をする必要があります

       もうすこしステンレス製品産地の雑談あります 店長休日日記

店長、自己紹介

店長の松原は、洋食器の町新潟県燕市に生まれ育ち、ステンレス厨房用品メーカーに弟子入りの後、
下請工場経営や下請工場従業員を経て、1999年から燕市の地場産地商品をご紹介するインターネットショップを開業しています。主な仕入先は、地元のメーカーや商社です
ご注文いただいたステンレス製品はすべて正規の品ですが検品の上、目立つ擦り傷などあれば、修正のうえお届けします (メーカーが封印した品は除く 商品説明ページに明示してあります)
松原は磨き屋の職人で糊口をしのいだこともあり、他人の磨いた仕入れ品の難は、よく見えるのですが〜自ら修正した品も〜たいして見栄えがよくなったとは感じませんが〜気は心と申しますし〜

キッチンや生活を楽しくする道具たちは、燕市で量産された品が多く、同じような品があふれている昨今では、使えば便利ですが、無くて生活や商売ができないというほどありがたいものではありません。日常生活の中のアクセントになったり楽しんだりできる品をご紹介できたら、また紹介している品の良いところと弱点などもご説明できたらいいなとページ作りしてゆきます

ページの文章は拙く、堅苦しく、つまらない内容ですので、閲覧者様に失礼かもしれませんが、徐々にくだけた内容に書き換えてゆけたらいいな〜と希望していますが「客をなんと心得ておる」などの藪から棒にならないといいのですが〜
                            平成23年7月 松原良夫拝

防塵マスク装着の店長

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