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ピカピカ光る新品の、お鍋や皿やポットきれいです
でも使用後は
金属たわしやクレンザーで洗う必要も出てきますし
使い込むにつれ、細かな擦り傷もついて時間をかけて光沢は衰えます
(細かな傷がつくことにより、光が乱反射する)
やがて、清潔なキッチンや居間で、綺麗好きな所有者様の人柄がにじみ出た、素敵なつや消しの品になり、落着いた風格で、快適な生活の脇役を、つとめてくれるでしょう
左はミラー研磨仕上げの、真新しいポット
(このページの画像は、クリックすると、その商品ページにゆけます)
では新品のステンレス製品は、どうしてピカピカである必要があるのでしょう
・研磨することにより、不純物を落とし、凸凹の表面を平らにして、均質な不動態皮膜を生成し、錆の発生をを防ぐことが目的だったのかもしれません
注 ステンレスは錆びない金属ではなく、傷ついてもすばやく酸化して、保護皮膜(不動態皮膜)で覆い、耐食性を持ち続けることができる性質を持つ、合金なのです
・ステンレス製品でも錆が発生することは当然ありますので、見つけたらクレンザーなどで磨き落としておけば、不動態皮膜が再生して表面を保護します
ステンレス製品が、ピカピカに磨かれるもう一つの訳
ミラー研磨の光沢のでかたは、品物を眺めて見ても、普通の人には良く分からないと思いますが
光沢の出ている品と、それほどでない品は並べてみると、その違いは誰でも理解できます

上画像はミラー研磨のグレード比較、同じメーカーの同じサイズの、違うシリーズで新品です
お互いの鍋内部に乾電池1個づつ入れてみました。
光沢の違いは、鍋内側壁に映る乾電池が、左の方がぼんやりしているのをご確認ください
・両方のお鍋ともミラー仕上げ品ですが
左はサイザル研磨仕上げ(研磨効果は大きいが光沢はあまり出ない油脂研磨剤(アルミナ系)を使用しています)
右は磨き羽布で仕上げ(研磨効果は小さいですが、光沢を出す(アルミナ系もしくは(酸化クロム系)油脂研磨剤を使用しています)
注 仕上げ材としてアルミナ系と酸化クロム系があるわけですが、酸化クロムの上質な仕上げ材で丁寧に研磨されると
「えもいわれぬ光沢が出る」と研磨剤メーカーの技術屋さんが、感に堪えたようにもらしたのを聞いたことがあります
ステンレス製品売り場では、多種の製品が一箇所に集まりますので、それは光沢のある品の方が売れ行きは良いでしょうから
永続することのない、使用すれば落ちてゆく光沢なのに
販売店やメーカーの販売戦略から、研磨の仕上がりにこだわるようになったのかも知れません。
金属ミラー研磨とは、金属表面を平らにする作業です
・ステンレス板は、研磨工程を経たものもありますし、酸洗いして不純物を落とした製品もあり、黒皮(不純物がついたまま)のもあり、用途により素材メーカーから素材問屋を経て、家庭用品メーカーに供給されています
研磨加工品以外のステンレス板は、圧延時のロール跡が、無数のピンホールや線傷として付いているばあいもあります
家庭用品の多くは、プレスでの絞り成型でお鍋やポットに形作られるわけですが、絞り加工により、金属表面は合金の性質で、細かな凸凹となりますし、金型に小さな異物が付着したりして、加工品に傷がつくことがありますので、見栄えの良いステンレス製品に完成させるためには、表面処理(塗装や研磨)が必要となります
研磨は、金属表面の不純物を削り落とし、金属の伸展性を利用して押し延ばし、粗い砥粒から徐々に細かい砥粒で磨くことで、表面をできるだけ平らにしてゆく作業です
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研磨された表面の違いにより、4種類くらいの研磨表面仕上げがあるようです
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ミラー仕上げ
テーブルウェアのように、人の目に触れる品に多い仕上げ方法です
グレードの高いお鍋なども、この仲間です
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サテン仕上げ(つや消し仕上げ)
使用を重ねても、光沢の変化が少ないので家庭用品から業務用の品まで
この仕上げ方法を採用しています
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へーライン仕上げ
研磨工程が少なくて済むため、わりとお求め安い商品に多い研磨方法ですが
高価な業務用や家庭用品でも採用されています
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化学研磨仕上げ
ケトルやポットの内面の仕上げや、羽布研磨の難しいチタン製品などで
用いられることの多い、仕上げ方法です
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金属製品の美しさ
新品の磨き上げられた金属製品の美しさには、思わず見ほれてしまいます
鎮守の森にたたずむ社の銅葺き屋根の落着いた風情や、古びた銀製品の擦れた角が剥けて、金属色に輝いていたり
レストランで多くのお客様に快適に使っていただくため、洗い続けられたスプーンやフォークの落着いた光沢、素敵です
金物はぶつけて小さな凹みができたり、使ってもらうことにより擦り傷がついたり、錆びたり、光沢がくすんでいったり
色が変化したりします
日本では昔から使い込むことにより、金属の表面が古びて変わってゆく様を楽しみとして、風格の出た金物を大切にしてきました
金属製品は、使い続け手入れをしてもらうことで、金属がもっている本当の美しさを表現してくれますので
ステンレス製品を磨き上げる人は、愛着を持って使い続けてくださる所有者様と信じています
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